バンク・オブ・アメリカ研究所(Bank of America Institute)は6月、人工知能(AI)普及に伴うデータセンター急増が、水や電力、各種資材など「資源ショック」を引き起こしているとの報告書を発表した。AI利用が日常化する中、水の消費量は莫大となり、データセンター使用量の最大75%が敷地内冷却ではなく、敷地外の発電プロセスやハードウェア製造に充てられており、1日あたり数百万リットルが間接的に消費されていると指摘した。これに対し水道事業者による水量監視は総量のわずか一部のみで、影響の全体像を把握できていないという。またAI推論処理の増加に伴い画像処理半導体(Graphics Processing Unit: GPU)搭載サーバーによる電力需要も年約30%のペースで急増し、電力網への大きな負荷となっている。総エネルギー供給量よりも必要な場所に確実かつ継続して電力供給できるかどうかに課題が移行しつつある上、データセンター容量が1メガワット増えるごとに、銅を中心に約60〜75トンの金属も必要となっていることも指摘した。
Bank of America “Data center construction creates a resource shock” (06/XX/26)
https://institute.bankofamerica.com/sustainability/data-center-construction.html
参照記事: Axios “Sobering numbers on data centers’ resource needs” (06/05/26)
https://www.axios.com/2026/06/05/data-centers-resource-needs-environmental-stakes