アルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory: ANL)は1月6日、インテル社(Intel)と協力し、シリコン量子ドット(Silicon Quantum Dots: SiQD)に基づく12量子ビットプロセッサー(Qubit processor)を導入したと発表した。従来のトランジスタ技術を進化させた同プロセッサーは、単一電子の量子スピンを情報担体として利用する「量子ドット」を基礎とするもので、インテル社が持つ高度な半導体製造能力と、ANLが持つ基礎科学研究及びデバイス評価の専門知識を融合させているという。具体的には、量子コンピューティングに実用的な数百万規模の量子ビットへのスケールアップを加速させることが目的で、ANLがインテル社製のデバイスの特性評価や試験を行い、より大規模な量子システムの開発につなげる。ANL傘下の国家量子情報科学研究センター(National Quantum Information Science Research Center: QIS)の一つであるQ-NEXTが主導するこの取り組みにより、実用的な量子コンピューティング実現への道筋が開かれることが期待されている。
ANL “Argonne launches silicon quantum processor collaboration with Intel” (01/06/26)
https://www.anl.gov/article/argonne-launches-silicon-quantum-processor-collaboration-with-intel