米国内で近年、ユーティリティ規模の電池エネルギー貯蔵システムは、電力提供源として急成長している。エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)の「2024年7月 電力発電機インベントリ(July 2024 electric generator inventory)によれば、2024年1~7月に、運用者は5ギガワット(GW)の電池能力を電力グリッドに追加した。2024年7月には、米国内で20.7GWの電池エネルギー貯蔵能力が利用可能であった。電池エネルギー貯蔵システムは、電力グリッドに電力を提供し、需給調整やアービトラージ戦略(電力価格が低い時間帯に貯めた電力を同価格が高い時間帯へ移動させる)など、電力グリッドを支えるための様々なサービスを提供し、再生可能資源の電力をそれが必要とされるまで貯蔵しておくことが可能になっている。米国のユーティリティ規模の電池エネルギー貯蔵システムの多くはリチウムイオン電池を使用している。