米国の鉱山開発に要する期間は世界で2番目に長い29年

S&Pグローバル社(S&P Global)が作成した報告書によれば、米国で新たな鉱山を建設するには平均して約29年を要している。これは、ザンビアについて世界で2番目に長い期間であり、エネルギー移行のためにリチウムやニッケル、その他の鉱物の生産を強化するという米国の取り組みに支障となる。鉱業企業や一部の政策策定者は、鉱業の許認可取得のプロセスは複雑で時間がかかりすぎると考えており、それらの合理化を図るよう米高官への圧力が高まる中、今回の報告書が発表された。こうした問題点は、重要鉱物部門でほぼ完全支配を得ている中国に対抗する努力を損なう。S&Pは、世界中の268件の鉱山プロジェクトを対象に、金属堆積が最初に発見されてから生産が開始されるまでの時間を調査した。それによれば、銅とコバルトが豊富なザンビアでの開発期間は約34年間と世界最長で、米国より5年長い。次いで、カナダ、アルゼンチン、モンゴリアとなっている。一方、世界で鉱山開発期間が最も短いのは、ガーナ、今後民主共和国、ラオスで、それぞれ約10~15年となっており、米国と最も類似した国々の中で最短の国はオーストラリアの20年である。

Reuters “US mine development timeline second-longest in world, S&P Global says” (7/19/24)