大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)は先般、「更新版 議会への報告:連邦資金を受けた研究のオープン・アクセス出版に関する資金メカニズムについて(Updated Report to the U.S. Congress on Financing Mechanisms for Open Access Publishing of Federally Funded Research)」を発表した。本件は、連邦資金を受けた全ての研究のペイウォール(有料コンテンツの壁)を排除することの意味合いについて回答する新たな試みで、議会がOSTPに対して、予定されているオープン・アクセスの義務付けを支援するために利用可能な潜在的資金メカニズムについて作成するよう求めた報告書の3版目となる。最新の報告書は、OSTPが「論文掲載料(article processing fee: APCs)」などのオープン・アクセスに関する費用を計算する上で直面する課題について繰り返している。報告書は、「APCの真の支出記録は、それらの料金を支払う著者と、それを請求する出版社によって保管されており、それらの記録は出版社によって公に報告されることも、また研究者やその所属機関によって系統的に報告されることもない」と述べている。OSTPは、「前回の2023年11月の報告書以来、オープン・アクセス手数料のより良い計算を行うためのデータのニーズは満たされていない」としつつ、2022年に連邦資金を受けた研究に発生したAPCを試算し、「それは、3億1,800万~3億9,900万ドルの範囲であった」とした。
AIP “OSTP Updates Financial Analysis of Public Access Policy” (7/3/24)