エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)が最近発表した情報によれば、「電池を使って、電力価格が低い時間帯に貯めた電力を同価格が高い時間帯へ移動させている」と報告する電力ユーティリティ機関が増加している。これは、「アービトラージ(arbitrage)(裁定取引)」と呼ばれる戦略である。2023年末時点で、米国内のユーティリティ機関は、「575の電池(集合的に1万5,184メガワット(MW))を運用した」と報告している。EIAは、ユーティリティ機関からの報告を基に、米国の電池能力は3倍以上に増加し、2028年末までに3万5,953MWが追加されると予測している。ユーティリティ機関は、アービトラージの他、「アンシラリー・サービス(ancillary service)(副次的サービス)」と呼ばれるサービスを用いてグリッドの安定性を向上させるためにも電池を利用している。