国土安全保障省(Department of Homeland Security: DHS)の科学技術総局(Science and Technology Directorate: S&T)は、カンザス州マンハッタンでの国家生物・農業防衛施設(National Bio and Agro-Defense Facility: NBAF)の建設と試験的稼働を予算内で完了し、1,008万2,355.80ドルの余剰寄付金をカンザス州へ返還したと発表した。総額12億5,000万ドルの施設は、連邦政府、カンザス州、マンハッタン市のユニークな共同投資によって資金が調達された。DHS主導で3年かがりで行われた拠点選出プロセスの後、2009年にNBAFの建設拠点としてマンハッタン市が浮上した。同市とカンザス州は、入札の一環として、プロジェクトを経済的に支援することを誓約し、州政府は合計3億700万ドルを、市は500万ドルを寄付、余剰金は州政府へ返還されると規定された。S&TはNBAF建設及び試験的稼働プロジェクトを先導し、2022年12月に完了、2023年5月に除幕式が行われた。施設の建設及び試験的稼働は初期の立案から最終的な完了まで17年に及び、様々な技術的・運営管理的課題に直面したが、S&Tは予算内で実施し、カンザス州に1,000万ドル強を返還することができた。