2024年イヤーマーク(特定用途向け予算)のトレンド

歳出法案において、議員が特定の地区や地元、機関のために支出を充当する方法があり、これは「イヤーマーク(earmarks)」と呼ばれている。連邦議会は2011年にこれを禁止したが、議員は2022年にこれを復活させた。下院では「コミュニティ予算プロジェクト(community funding projects)」、上院では「議会の指示に基づく支出(congressionally directed spending)」と改称され、透明性を強化する規則が設定されているが、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science: AAAS)は双方を「イヤーマーク」と総称し、報告を行った。それによれば、2024年度に法制化までこぎつけ、予算を獲得したイヤーマーク事案(全体)は8,097件(146億ドル)となっている。これに対して2023年度は、7,234件(153億ドル)となっており、件数では12%増、金額では4.6%減となった。また、このうち、STEM(研究開発)に関するものは、2024年度は356件(6億5,000万ドル)、2023年度は656件(15億7,000万ドル)となっている。AAASは、「2024イヤーマーク:STEMプロジェクトのトレンド(Earmarks 2024: Trends in STEM Projects)」と題する報告書も発表している。

American Association for the Advancement of Science “Trends In Earmarks 2024″ (6/6/24)