米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)の発表によれば、高等教育機関の科学工学(S&E)活動を支援するための連邦支出(obligation)は、2022年度に446億ドルに到達した。これは前年度(432億ドル)から3.3%の増加となる。S&E活動は、①研究及び実験的開発(R&D)、②R&Dプラント、③S&E学習指導のための施設及び機器、④フェローシップ、訓練生、訓練グラント、⑤その他の一般的なS&Eサポート、の5つの主要分類で構成されている。2022年には、R&DがS&E活動支援全体の大部分を占め(413億ドル)、2021年度の395億ドルから4.6%増加した。2022年度の高等教育機関向けS&E活動支援の連邦支出は、現行ドルで446億ドルと過去最高を記録したが、インフレ調整後では2021年度から3.5%減少して382億ドル(2017年を基準とする不変ドル)となった。記事ではこの他に、高等教育機関向けの連邦S&E活動支援支出の省庁別の数値や、歴史的に黒人の多い大学への同支出について記述している。2022年度の高等教育機関の連邦S&E活動支援支出のうち、最大を占めたのは厚生省(Department of Health and Human Services: HHS)で、全体の60%を占めた(267億ドル)。