ユーティリティ企業のエバーソース・エネルギー社(Eversource Energy)がマサチューセッツ州フラミングハムに所有するネットワーク化された地熱システムが6月4日、稼働した。米国で初めての地熱システム・ネットワークの稼働となる。約1,500万ドルの地下ヒートポンプによるネットワークは、36件の建物を、化石燃料を使用せずに冷暖房することができるという。全国の意思決定者が、近隣地域全体を脱炭素化できる可能性を持つ技術として地熱システム・ネットワークに注目しており、2年間のパイロットとして実施される今回のプロジェクトは、その他のコミュニティに教訓を提供することを狙いとしている。地熱システム・ネットワークは、一定した地中温度(華氏55度前後)に依存している。埋設されたパイプは、冬季には暖気を住宅へ移送し、夏季には暖気を住宅から移送する他、一つの建物で超過した暖気を別の建物で利用できるよう移送したりする。地熱システム・ネットワークは、一部の大学構内や開発拠点で利用されているが、ユーティリティ機関による導入はさほど進んでいない。その理由は、ユーティリティ部門は規制が厳しいためである。しかし、地熱エネルギー・ネットワークの専門家によれば、一部の地域では変化しつつあり、6州では、ユーティリティ機関による地熱エネルギー・ネットワークのパイロットを認可または義務付ける法律が可決されており、6州でそうした法案が提出されている。
Utility Dive “Eversource Energy’s Massachusetts geothermal system is a US first” (6/6/24)