医療や医薬、研究における人工知能(AI)の使用は急速に拡大し、研究と医療に新たな機会と経路をもたらしている。AIは、医療ケアに革命をもたらし、健康のアウトカムを向上させる大きな有望性を持っている一方、大きなリスクがないわけではない。こうした中、米国医学アカデミー(National Academy of Medicine)が4月8日に発表した、「健康、医療、生物医療科学における人工知能:AIの行動規範原則とコミットメントのディスカッション草案(Artificial Intelligence in Health, Health Care, and Biomedical Science: An AI Code of Conduct Principles and Commitments Discussion Draft)」と題する論説は、健康や医療、生物医療科学に変革をもたらすことができる正確で安全で信頼性が高く、倫理的なAIの進展を達成するための枠組み草案を概説している。執筆者は、AIのガイドラインや枠組み、原則に関する既存の文献を包括的に調査した結果に基づき、AIが人間の健康と福利にもたらす恩恵を最大限にしつつ、潜在的なリスクを最小限にするベスト・プラクティスを確実にするための10件の規範原則(Code Principles)と6件の規範コミットメント(Code Commitments)を特定している。