米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は、「世帯の所得と消費と富に関するデータ及び統計の統合システムの創出(Creating an Integrated System of Data and Statistics on Household Income, Consumption, and Wealth)」と題する報告書を発表した。報告書は、世帯の所得と富と消費についてより正確かつ一貫したデータと統計を作るため、連邦機関は全国的なデータインフラを開発するべきであると提案している。連邦データを調整することで、経済格差に関する全国データは改良され、米国世帯の経済状況のパターンを理解するための研究や幸福度を向上させることを意図した政策の経済的影響を理解する上でより良い情報提供が行われると期待されている。多くの連邦機関が世帯の所得/支出/富に関するデータと統計を提供しているが、それらの機関が提供する情報はしばしば異なる元データや手法を使って作成されているため、貧困や不平等、富における水準やトレンドの試算が異なることが珍しくない。矛盾する統計は、政策議論の混乱につながる可能性がある。報告書は、全国的なデータ・インフラを開発するために、短期的及び長期的勧告を提示している。