NISTの研究者、AIの倫理的研究に歴史的な前例の適用を提案

もし我々が偏ったデータに基づいて人工知能(AI)システムを訓練すると、それらは、採用の判断や融資の申請などに影響する偏った判断につながる可能性がある。どのようにすれば、我々は、健全な倫理原則を反映させたAIシステムの訓練を行っていることを確実にできるだろうか? 米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)の学際研究チームが、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers: IEEE)の専門誌に2月に発表した論文によれば、我々は既にその問題への回答を持っている。論文は、「我々は、科学者が長年、人間を対象とした研究で実践してきたのと同じ基本原則を実践すべきである」と述べる。これらの原則は、①人への敬意(respect for persons)、②善行(beneficence)、③正義(justice)の3点で、これは、1979年に発表された「ベルモント報告(Belmont Report)」の中核的アイデアで、人間を対象とした研究を行う際の米政府の方針に大きな影響をもたらした。ベルモント報告における「人を対象とした原則」をAI研究に適用することで、信頼性と責任あるAIの使用へ近づくことができると、NISTの研究者は説明する。

National Institute of Standards and Technology “NIST Researchers Suggest Historical Precedent for Ethical AI Research” (2/15/24)