ガイドハウス・インサイト社(Guidehouse Insights)は今般、世界的な電池エネルギー貯留市場における建設及び収益化契約の種類について分析した新しい報告書「安定した金融政策は電池貯留プロジェクトの成功を構築する鍵である(Stable Financing Strategies Are Key to Building Successful Battery Storage Projects)」を発表した。化石燃料から再生可能資源エネルギーへの移行は急速に進んでいるが、ソーラーや風力発電は断続的であることから、この移行においてはエネルギー貯留システムが重要な要素となっている。同社によれば、電池貯留システムにおいては、ユーティリティ規模のエネルギー貯留(utility-scale energy storage: UES)と商業及び産業(commercial and industrial: C&I)という2つが主流となっており、ユーティリティ機関やアグリゲーター(特定卸供給事業者)、卸売市場に能力と補助的サービスを提供している。そして多くの貯留システムの所有者は第三機関の融資を使って、UESとC&Iのプロジェクトの資金調達(20万~2億5,000万ドル)を行っている。ガイドハウス・インサイト社の研究アナリストは、「開発事業者及び所有者は、それぞれの電池プロジェクトについて適切なプロジェクト開発及び収益化契約を選択する上で、異なる取引構造と、それに伴うリスクを理解する必要がある」と述べる。報告書は、こうした取引構造及び収益化契約について分析を提示している他、電池プロジェクトの構築に伴う様々な技術、運用、建設、そして収益リスクとそれを支援する政府インセンティブについて説明している。