シアトル市議会は12月12日、既存の大型建造物を対象に、今後温室効果ガスの排出を削減し、2050年までに排出ゼロを達成するよう義務付ける建造物性能基準を全会一致で可決した。市議会の報道発表によれば、この画期的基準により、同市の中核的排出は10%削減される見通しで、シアトル市史上最も野心的な建造物の排出削減計画となった。建造物の性能基準は、全国の都市や州で排出削減戦略として注目を集めつつある。シアトル市は比較的その先駆けであり、ボストンやニューヨーク市、ワシントンDCなど、こうした政策を正式に可決した数少ない都市の仲間入りをする。シアトル市の新たな性能基準は、性能ベースで、所有者はその達成方法を選択することができる。初期の基準と報告の要件は2027年から開始する。ただしシアトル市は所有者を罰則することは回避したいと考えており、特に資源が少ない所有者には配慮する。市当局は2022年からアクセラレータ・プログラムを開始し、非営利や資源不足の建造物の所有者に無料の技術支援や訓練を提供し、建造物性能基準の順守を援助している。