国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の「ユーティリティ規模の量子コンピューティングの未開発システム(Underexplored Systems for Utility-Scale Quantum Computing: US2QC)」プログラムは、量子コンピューティングに未開発手法によって、従来の予測よりも早く、ユーティリティ規模(実用規模)の運用を実現できるか否かを判断することを模索する。初期段階では、各社は設計概念を発表し、ユーティリティ規模の量子コンピュータを製作するための計画を説明した。次の段階では、選出されたチームは、その概念を次のレベルへと引き上げることを目指す。US2QCプログラムの主要な目標は現在、フォールト・トレラント(誤り耐性のある)なプロトタイプ(小規模な量子コンピュータ)のシステム設計を開発及び擁護し、「ユーティリティ規模の量子コンピュータは意図した設計及び運用どおりに構築することが可能である」と実証することに置かれている。US2QCプログラムのマネジャーは、「複数のチームが、真にユーティリティ規模のシステムへ向けて可能性の高い経路を示した設計を見せたことに興奮している」と述べる。こうした中、DARPAは、2025年3月まで続くUS2QCプログラムの次の段階へ進むチームとして、マイクロソフト社(Microsoft Corporation)とPsiクワンタム社(PsiQuantum)を選出した。