国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の諮問グループは、12月15日に発表した報告書の中で、米国のバイオメディカル分野のポスドクの給与は、現行の5万6,484ドルから最低7万ドルへと引き上げるべきであると勧告した。諮問グループの共同議長であるペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)のシェリー・バーガー教授(Shelley Berger)は、「本件は、米国のバイオメディカルの競争力を守る上で、重要であると考えている」と述べる。国内の多くの学術機関は、NIHのポスドク給与水準に基づいて自分たちの機関でのポスドク給与を設定することから、給与の引き上げが実現すれば、バイオメディカル研究コミュニティ以外の研究者にも広く影響を及ぼす可能性がある。諮問グループはまた、ポスドク・ポジションの期間は5年を上限とすること、医療保険や退職後の措置、子供の養育に関する福利厚生を拡大すること、海外からのポスドクへの支援を強化することなどを勧告している。
Science “NIH advisory group recommends $14,000 boost in postdoc pay” (12/15/23)