上院は12月12日、ハリー・コーカー氏(Harry Coker, Jr.)が次期国家サイバー局長(National Cyber Director)に就任することを承認した。就任後は、バイデン政権によるサイバーセキュリティの優先事項を推進する。これには、大統領の国家サイバーセキュリティ戦略(National Cybersecurity Strategy)の実践やパッチワーク状態となっている連邦のサイバー規則の調整が含まれる。議会は2021年初頭に国家サイバー局長室(Office of the National Cyber Director: ONCD)を発足させ、初代局長にクリス・イングリス氏(Chris Inglis)が就任、同氏は今年2月に退任した。2代目局長となるコーカー氏は上院の承認公聴会で、「ONCDがパートナー機関と共にこれまで取り組んできた良い活動を継続していく計画である」と述べた。しかし、コーカー氏が実際にどのようにその継続に取り組むのか、そして、同様に政権のサイバー政策優先事項を監督するホワイトハウスの国家安全保障会議(National Security Council)との微妙な関係が報じられている中、どのように進めていく計画なのかは今のところ不明である。コーカー氏は、キャリアを通じて大きな注目を集めてはいないが、中央情報局(Central Intelligence Agency: CIA)や国家安全保障局(National Security Agency: NSA)での数十年の経験やベンチャー・キャピタル業界での経験を有している。
Axios “Senate confirms Harry Coker as next national cyber director” (12/12/23)