水圧破砕よりも廃水地下注入のほうが地震誘発のリスクが高いとの調査結果

米国研究評議会(National Research Council: NRC)は、様々なエネルギー技術が地震を誘発する可能性について調査し、その結果を報告書「エネルギー技術における地震誘発の可能性(Induced Seismicity Potential in Energy Technologies)」として発表した。それによれば、水圧破砕が人が感じるほどの地震を誘発する可能性は低い一方、水圧破砕から出た廃水の地下注入やその他のエネルギー技術が地震を誘発する可能性はより高いという。また、炭素捕獲・隔離(carbon capture and storage: CCS)も、膨大な量の液体が長期にわたって地下に注入されることから地震活動を誘発する可能性があるという。しかし、CCSが地震の原因となる可能性については、大規模な事業がまだ行われていないことから、情報が不十分となっており、更なる研究が必要とされている。
National Academies “Hydraulic Fracturing Poses Low Risk for Causing Earthquakes, But Risks Higher for Wastewater Injection Wells” (6/15/12)