有力下院議員のフランク・ウルフ下院議員(Frank Wolf、バージニア州選出共和党)と大統領府との間で去年から続いていた中国との科学的提携を巡る争いに終止符が打たれた。下院歳出委員会(House Appropriations Committee)において、大統領府科学技術政策局(White House Office of Science and Technology Policy:OSTP)を含む複数の科学関連機関の予算を管理する小委員会の委員長であるウルフ議員は昨秋、中国高官との科学交流を進めるオバマ政権を非難する形で、OSTPの予算をほぼ3分の1削減した。政権はウルフ議員の非難に反発し、中国とのいかなる交流も禁止した条項を無視した。しかし最終的には、ジョン・ホールドレンOSTP長官(John Holdren)が、二国間会合実施にあたっては小委員会に30日前の通知を出すこと、情報や技術のいかなる共有においても米国の利益が保護されることを保証することなどに合意し、ウルフ議員はOSTPの2013年度予算を政権要求通りの585万ドルとすることに合意した。
Science Insider “Wolf, OSTP Settle China Spat” (4/25/12)