マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)の研究者チームが「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)」に発表した研究報告によれば、米国の深塩水帯水層は火力発電から発生する二酸化炭素を少なくとも1世紀分貯蔵する能力があるという。これらの排気物を捕獲・貯蔵するシステムの経済性には疑問が残っているものの、本研究は同システムが抱える主要な問題に対処するものである。炭素捕獲・隔離(carbon capture and storage: CCS)の有望な貯蔵場所として、深塩水帯水層が挙げられているが、その許容能力に関する予測は、数年分から数千年分と幅広い。こうした中、MITの研究チームは、層の究極的な許容能力のみならず、二酸化炭素注入の割合も考慮し、二酸化炭素がどのように岩に浸透するかをモデル化した。
MIT News “Greenhouse gas can find a home underground” (3/20/12)