「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)」に発表された研究報告によれば、排気削減を目的としたキャップ&トレード・プログラム(CTP)は、民間セクターによる革新的な技術開発を促進するインセンティブを本質的にもたらさないという。研究を行ったローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)のマーガレット・テイラー研究員(Margaret Taylor)は、「予め設定された低コストでの汚染物質削減の達成にある程度成功したCTPは、より適切な汚染管理目標の一助となり得る研究開発のインセンティブを削減する」と述べている。テイラー氏は、2つのCTP(米国内における二酸化硫黄市場を対象にしたCTPと、北東部及び中部大西洋地域における酸化窒素市場を対象としたCTP)から得られたデータを基に研究を行った。
Berkeley Lab “New Research Suggests Cap and Trade Programs Do Not Provide Sufficient Incentives for Energy Technology Innovation” (3/15/12)