中西部のグリッド運用事業者が風力発電を削減

中西部で風力発電能力が増大する中、電力グリッドの運用事業者は増大的に風力発電を制限している。その理由は、過剰供給とグリッドの混雑である。同地域でサウスウェスト・パワー・プール(Southwest Power Pool: SPP)と大陸中部独立系統運用機関(Midcontinent Independent System Operator: MISO)の監督下にあるグリッド事業者は昨年、中西部における風力発電の容量を1時間平均800メガワット(MW)削減した(2019年の削減量は200MW以下)。削減は、グリッド運用事業者が需給バランスを図る上で必要な場合があり、過剰供給もしくはグリッドの混雑(需要に対応するための優先的経路での送電能力が不十分)が生じた際に実施される。中西部で風力発電の削減が他の発電源よりも先に行われる理由として、①風力(及びソーラー)発電所の閉鎖と再開は他の発電所に比べて安価かつ迅速に行える、②特定の場所において、強風の際に、風力発電で生産された大規模な電力を受ける送配電能力がしばしば不十分である、の2点が挙げられる。

Energy Information Administration “Why are Midwest grid operators turning away wind power?” (6/26/24)