石油・天然ガス業界でしばしば使用されるガスフレアリング(余剰ガスの焼却処分)は、約160年間にわたり一般的な慣行として行われてきたが、温室効果ガス排出源であり、特にメタンガスの排出が顕著である。国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory: NETL)は今般、このガスフレア技術について包括的な評価を行い、報告書「ガスフレア技術評価とR&D勧告(Gas Flare Technology Assessment and R&D Recommendations)」を発表した。報告書は、戦略的な連邦投資に基づく既存技術の低コスト改良によっては大幅な排出削減が可能であると示唆している。報告書はまた、他国と比べ、米国におけるガスフレアリングは数多くの小規模な拠点で行われていると指摘している。報告書は、フレアリング活動を削減するための低コストの技術開発を勧告しており、それには、①低排出のバルブ、シーリングの改善、ゼロ損失の移送設備、もしくは大気放出の置換となる捕獲型/パイプ型設備の改良、②天然ガスを捕獲/保管/再使用するための手法に関連する施設の設計及び標準的な運用手順などの改良、などが含まれる。