原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission: NRC)は、先端原子炉を対象に、リスク情報に基づき、技術包含型で、パフォーマンス・ベースの新たなライセンス取得経路に関する提案規則を連邦広報(Federal Register)(10月31日付)に掲載した。新たに提案されているライセンス取得経路は、「10 CFR Part 53」として知られ、従来のバージョンを更新して、原子力プラントのリスク分析のための「定量的な健康目的(quantitative health objectives)」を除外する。NRCが作成した規制分析草案によれば、Part 53は、既存のPart 50及びPart 52のライセンス取得経路に比べて、ライセンス申請1件につき、業界とNRCに5,360万~6,820万ドルの正味節約をもたらし、ライセンス・プロセスにおける規制の安定性や予測可能性、明確さ、柔軟性を高めるという。2019年1月に施行された「原子力エネルギー・イノベーション及び現代化法(Nuclear Energy Innovation and Modernization Act)」は、NRCに対して、2027年末までにPart 53の規則策定プロセスを完了するよう義務付けている。