米国科学委員会(National Science Board:NSB)は4月22日、世界の知識・技術集約産業(knowledge- and
technology-intensive industries:KTI)に関する報告書「知識・技術集約産業における生産・貿易(Production and Trade of Knowledge- and Technology- Intensive Industries)」を発表した。これによると、2022年に全世界でKTIが創出した付加価値は11.1兆ドルで、このうち、米国が3兆ドル、中国が2.9兆ドルを占め、米国と中国は、それぞれ全世界で創出したKTI付加価値の4分の1超を占めることとなった。中でも、米国が創出したKTI付加価値は全世界の40%に到達したが、その一方で、半導体イノベーション及び研究開発では世界1位であったものの、半導体生産量は世界の18%で、中国の32%に後れを取った。その他の結果には、①米国は、KTIサービス創出に関して世界最大であるのに対し、中国は、KTI製造における世界最大の生産国家、②米国は、航空・宇宙機(57%)及び医科・歯科機器(37%)の2つのKTI製造業界において、2022年の付加価値が世界最大、③米国は、2021年にKTI関連サービス1,930億ドルを輸出し、これらのサービスによる貿易黒字は1,020億ドル、④米国における2021年のKTI生産による付加価値は、全体の約半分が、カリフォルニア州(25%)、テキサス州(8%)、ワシントン州(6%)、ニューヨーク州(5%)、マサチューセッツ州(5%)の上位5州に集中、などが含まれる。