上院、研究助成への政権介入を阻む予算臨時措置を可決

サイエンス誌(Science)は8月7日、上院が行政管理予算局(Office of Management and Budget: OMB)による連邦資金給付のルール変更を阻止する条項を含んだ暫定予算案を可決したと報じた。新年度予算未成立による10月1日からの政府閉鎖を回避する内容で、12月11日まで現行支出水準での運営を継続するつなぎ予算として、超党派(賛成90票、反対6票)で承認された。問題視されたOMBの変更案は、政治任用職員に研究助成の採択決定権を与え、現行政権の優先事項に沿わない研究の中止や、中国など安全保障上の脅威とされる国との共同研究を禁止する内容を含んでいた。こうした内容に対し科学者らが激しく反発し、上院歳出委員会のスーザン・コリンズ委員長(Susan Collins)主導で阻止条項を盛り込んだ経緯がある。両院の協議を経て成立すれば、ルール変更は少なくとも12月まで足止めされる。

Science “Senate votes to block rule giving White House more control over research” (08/08/26)
https://www.science.org/content/article/senate-votes-block-rule-giving-white-house-more-control-over-research