エネルギー省(Department of Energy)傘下のエネルギー高等研究局(Advanced Research Projects Agency-Energy: ARPA-E)は10月24日、化学及びマテリアルを研究する新たな手法の開拓へ資金提供を発表した。「量子コンピューティングによるコンピュテーショナルな化学(Quantum Computing for Computational Chemistry: QC3)」プログラムは、量子アルゴリズムを開発して、新規で持続可能な産業触媒の設計や、効率性が更に高い送電のための新たな超伝導体の発見など、エネルギー研究の多様な分野に革命をもたらすことを狙いとしている。「化学及びマテリアルのコンピュータ・シミュレーションは研究開発を促進するが、伝統的なコンピューティングによって再現できる複雑さには限界がある。QC3プロジェクトは、量子コンピューティングのパワーを活用してこれらの限界を克服し、エネルギー分野における高インパクトの問題を解決するツールを研究者に提供するだろう」と、ARPA-Eのエベリン・ワン長官(Evelyn N. Wang)は述べる。