エネルギー省(Department of Energy)の化石エネルギー及び炭素管理局(Office of Fossil Energy and Carbon Management: FECM)は8月9日、バイデン大統領の「米国への投資(Investing in America)」議題の下、二酸化炭素排出技術を進展させ、大気中から二酸化炭素を直接排出することでレガシーの二酸化炭素汚染を削減し、航空や船舶など削減が困難な排出との間で相殺を図る取り組みに、最大5,250万ドルを提供すると発表した。エネルギー省は、「商用直接空気回収パイロット・プライズ(Commercial Direct Air Capture Pilot Prize)」を実施し、年間少なくとも500トンの二酸化炭素を大気から回収できる能力を持つ革新的な直接空気回収パイロット施設の設計/建設/委託/運営を行う技術開発事業者を支援する。同プライズは、4つのフェーズ(概念、工学、許認可、運用(Concept, Engineer, Permit, and Operate))において、設計/開発/導入のマイルストーンの達成に成功した参加チームに最高5,250万ドルを提供する。一定の要件を満たした民間事業体、非連邦の政府組織、学術機関が商用直接空気回収パイロット・プライズに応募できる。FECMが資金提供し、エネルギー省傘下の国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)が管理運営する「米国製 直接空気回収プライズ(American-Made Direct Air Capture Prizes)」は、直接空気回収技術の進展を支援するもので、いくつかのプライズで構成されており、商業直接空気回収パイロット・プライズはその一つ。