エネルギー省(Department of Energy)は6月6日、建造物部門の脱炭素化に関する官民の取り組みを進展させることを目的として、「ゼロ排出建造物の全国定義(National Definition of a Zero Emissions Building)」を発表した。この定義は、あらゆる部門で既存及び新規の商業・住宅建造物がゼロ排出へと向かうことを支援し、バイデン大統領の野心的な気候目標を達成する助けとなる業界ガイダンスとなることを意図している。今回発表されたのは、「ゼロ排出建造物の全国定義:パート1 エネルギー使用による運用上の排出(National Definition of a Zero Emissions Building: Part 1 Operational Emissions from Energy Use)」で、建造物の運用におけるエネルギー使用からの排出がゼロとなる建造物をゼロ排出建造物とみなすための基準を示している。定義によれば、ゼロ排出建造物は少なくとも、エネルギー効率に優れ、エネルギー使用による現場での排出がなく、クリーン・エネルギーによってのみエネルギー供給される。今後、エンボディド・カーボン(embodied carbon)(建築資材の調達から解体・廃棄までに伴って排出される二酸化炭素)からの排出やその他の検討事項に対処するパートが発表される可能性がある。
Department of Energy “DOE Announces National Definition of a Zero Emissions Building” (6/6/24)