フランスの製薬企業サノフィ社(Sanofi)で研究開発部門のトップを務めるエリアス・ザホーニ氏(Elias Zerhouni)は、かつて国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)所長として、基礎研究における発見を治療薬などへと移行させるいわゆる「トランスレーショナル研究」を積極的に推進していたが、先に行われた記者イベントで、「トランスレーショナル研究は、自分が考えていたよりも難しいものであった」と発言した。また同じ場で、「製薬企業の研究開発には見直しが必要である」とも述べている。サノフィ社では現在、内外の新たな研究やアイデアに目を向ける「オープンイノベーション」に取り組んでいる他、疾病への理解を深めてからその治療方法を検討することに焦点を当てているという。
The Wall Street Journal “Sanofi’s Zerhouni On Translational Research: No Simple Solution.” (5/20/11)