米国イノベーションの鍵は官民連携にあったとする報告書発表

ブレイクスルー研究所(Breakthrough Institute)は、米国イノベーションの歴史を考察し、革新的技術開発の鍵は官民連携にあったとする報告書「優良技術はどこから来るのか?-米国イノベーションにおけるケーススタディ(Where Good Technologies Come From: Case Studies in American Innovation)」の改訂版を発表した。報告書は、iPhoneや画期的な癌治療などを取り上げ、これらの技術の誕生につながった官民連携をケーススタディとしてまとめている。連邦政府は新しい科学的発見や技術進展に十分な資金提供を行うだけでなく、早期の利用者となることで新業界の誕生に貢献してきたと分析している。その他にも、「官民連携が頓挫すると、米国の経済的リーダシップも失われる」とし、その例として、「一時は風力や太陽熱技術の世界的リーダーとして活躍した米国だが、国内で官民連携が滞っている間に、デンマークやドイツ、日本が新興分野の投資を増大させて台頭してきた」と警鐘を鳴らしている。
BREAKTHROUGH INSTITUTE “Where Good Technologies Come From: Case Studies in American Innovation” (12/13/10)