クネクト社、DARPAから量子網強化の契約獲得

量子ネットワーク企業のクネクト社(Qunnect)は8月13日、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency: DARPA)と量子ネットワークの安全性を確保する技術強化に向けた開発契約を締結したと発表した。商用量子もつれ通信システム「カリーナ(Carina)」の偏光補正機能を高度化する開発で、温度変化などの環境条件により生じる光ファイバー内の量子データ歪みをリアルタイムで補正する。物理的に不安定な状態にある光子によって伝送される量子情報は、実用的な量子網を拡張する上で安定性が課題で、これまで実験室内での実証に限られていたが、同システムにより、既存の通信インフラ上での運用を実現した。既にニューヨークやモンタナ州、ニューメキシコ州のほか、独ベルリンなど複数都市での実用化に成功している。量子ネットワークが重要インフラとして認識されつつある中、同社は安定性確保が実用化の鍵になるとし、政府機関や民間との連携を深め、次世代通信基盤の実現を目指す方針を示している。

Qunnect “DARPA Taps Qunnect to Strengthen the Reliability and Resilience of Quantum Networks” (08/13/26)
https://www.qunnect.inc/press-releases/2026-08-13
参照記事: NEXTGOV /FCW “DARPA funds advancements in quantum networking” (08/13/26)
https://www.nextgov.com/emerging-tech/2026/08/darpa-funds-advancements-quantum-networking/415372/?oref=ng-homepage-river