ディフェンス・ニュース(Defense News)は8月6日、議会予算局(Congressional Budget Office: CBO)が算定した報告書に基づき、海軍が計画する原子力搭載のトランプ級ミサイル戦艦(BBG-X)15隻の調達総額が2,750億ドルに達する見通しと報じた。1番艦の建造費は234億ドルと試算され、当初予測から約60億ドル跳ね上がっているという。排水量3万5,000トンの同艦は第二次世界大戦以降で最大かつ世界最大の水上戦闘艦となる予定で、対地・空、対艦、極超音速、核巡航ミサイルのほか、大型レーザー、レールガンなどを搭載した過去最大の重武装となる予定で、海軍は2028年から2056年にかけて2年に1隻のペースで建造する方針を示した。ただし、船舶の納入は発注してから最大3年も遅延しているとし、政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は見積もりの甘さによる建造遅延や造船業界の人手不足・慢性的な混乱を指摘している。現場からはトリアージ状態で運営せざるを得ない状況で、計画の実現性を疑問視する声があがっている。
Defense News “Trump-class battleship program will cost $275 billion, CBO report says” (08/06/26)
https://www.defensenews.com/news/your-military/2026/08/05/trump-class-battleship-program-will-cost-275-billion-cbo-report-says/