ユーティリティ・ダイブ(Utility Dive)は8月5日、コロンビア特別区連邦控訴裁判所が、環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)による200億ドル規模の気候変動対策助成の撤回措置を阻止する判決を下したと報じた。インフレ抑制法(Inflation Reduction Act: IRA)に基づき非営利団体のクライメート・ユナイテッド(Climate United)などへ交付された温室効果ガス削減基金(Greenhouse Gas Reduction Fund: GGRF)をEPAが凍結し、回収しようとしていたことに対し、判事10人のうち6人が助成取り消し命令の撤回を支持した。裁判所は、政策における意見相違により助成を終了させようとしたEPAの対応について、同法に違反する可能性が高いと結論づけた。IRAによる助成はクリーンエネルギー開発や電気自動車(EV)製造、光熱費削減などの資金として活用されており、EPAは今回の判決を受けて対応を検討中であると表明したものの、受領団体側は処分に法的根拠がないことが証明されたと、判決を歓迎していると記事は伝えている。
Utility Dive “$20B in federal climate grants unblocked by appeals court” (08/05/26)
https://www.utilitydive.com/news/20b-federal-climate-grants-unblocked-appeals-court/827097/