ロッキー国立研究所(National Laboratory of the Rockies: NLR)は7月23日、ジェット燃料の需要拡大と供給逼迫対応に向け、既存の航空燃料に代わる5つの新世代エネルギー燃料の可能性を評価したと発表した。持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel: SAF)、液体水素、液化天然ガス(Liquefied Natural Gas: LNG)、液化エタン、次世代炭化水素燃料ジェットX(Jet X)の生産性と課題を分析したもので、航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration)が調査を支援した。これによると2050年までの世界需要が年1,650億ガロンに達する見通しで、国産原料による多様な燃料選択肢が市場の柔軟性と価格安定に不可欠とし、SAFは全需要の8割に相当する1,320億ガロンの潜在生産能力があるが既存燃料に比べて高価格で精製所も不足している。一方で極低温燃料の液体水素や液化天然ガスは新規インフラ整備が必要となっているものの、長期的な代替案として期待されており、研究段階のジェットX(Jet X)も含め、NLRはシミュレーション分析を通じた実用化を支援していくという。
NLR “As Jet Fuel Supplies Tighten, Can Other Fuels Meet Demand?” (07/23/26)
https://www.nlr.gov/news/detail/program/2026/as-jet-fuel-supplies-tighten-can-other-fuels-meet-demand