米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)の発表によれば、州政府機関は2023年度に、研究及び実験的開発(R&D)に30億ドルを支出した。前年度(27億ドル)から14.3%の増加となる。この増加率は、2015年度(前年比18.9%増)以来、最大の増加幅である。増加を牽引したのは、単一の州または州政府機能(農業/エネルギー/環境及び天然資源/医療/輸送/その他)ではなく、州政府及び機能全般で広範に増加した。インフレ調整後で見ると、2023年度の州政府機関によるR&D支出は合計25億ドル(2017年を基準とするドル)で、前年比10.2%増。州政府は、R&Dの資金提供者であると同時に実施者でもあるが、支出の過半数(76%)は、所外のR&D活動を支援し、それらの所外資金の最大の受益機関は高等教育機関である(所外研究資金の54%を受益)。次いで、企業及び個人(26%)、非営利組織(14%)となっている。州政府機関による所内R&D活動費(7億4,200万ドル)の67%を5つの州が占め、金額の多い順に、ニューヨーク州、カリフォルニア州、フロリダ州、サウスカロライナ州、コネチカット州となっている。記事はこの他に、所外R&D活動、州政府の機能別のR&Dなどについて報告している。