国防総省のR&D拠出に関する分析(2022年度)

2022年度の連邦政府による裁量予算は、予算権限(budget authority)で約1兆8,000億ドルに達したが。そのうち最大を占めたのは、国防総省(Department of Defense)で、例えば同省による軍事プログラムに裁量予算権限全体の43%に当たる7,770億ドルが充てられた。裁量予算の中で、全ての研究開発(R&D)向け連邦予算権限は合計1,802億ドルで、米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)によれば、そのうち国防分野は839億ドルである。NCSESはさらに、①国防全体、②国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)、③国防健康局(Defense Health Agency)、④空軍省(Department of the Air Force)、⑤陸軍省(Department of the Army)、⑥海軍省(Department of the Navy)、⑦宇宙軍(Space Force)、⑧その他の国防当局、について研究・開発・試験・評価(RDT&E)の内容を分析し、結論として、「国防総省を一つの事業体として取り扱うことは、そのR&D投資の多様性を隠してしまうことになる。国防総省を構成する多くの当局について見ることで、RDT&E予算が、様々な当局の様々なミッションやプログラム・ニーズに充当されていることがわかる」と分析している。

National Center for Science and Engineering Statistics “Analysis of Department of Defense Funding for R&D and RDT&E in FY 2022” (10/30/24)