中国の科学者、自国の論文の引用度が高い

中国は近年、科学的影響力を示す主要な指標で世界的なリーダーとなっており、具体的には、中国の研究者が作成した学術論文でその他の科学者から広く引用された論文数(被引用数)が増加している。こうした中、こうした被引用数の増加の一助となっている可能性がある一つの要素を特定する調査が2件発表された。それは、「中国で作成された論文の異例に高い引用は、同じく中国を拠点とする学者によるものである」という点である。分析報告の1つは、日本の科学技術・学術政策研究所が8月に発表した報告書で、それによれば、中国の論文で被引用数が最も多い上位10%の論文の半分以上(62%)は中国国内の科学者による引用であるという。もう1つの分析は、ミュンヘン・ルートヴィヒ=マクシミリアン大学(Ludwig Maximilians University of Munich)の学者によるもので、こちらも同じようなトレンドを特定しており、「中国の世界的な研究ランキングは表面上の順位よりも実際には低い」との見解を示唆している。

Science “China’s scientists often cite work from their own nation. Is that skewing global research rankings?” (9/25/24)