情報技術・イノベーション財団(Information Technology & Innovation Foundation: ITIF)は今般、「中国は先端産業で急速に先導的イノベーターとなりつつある(China Is Rapidly Becoming a Leader Innovator in Advanced Industries)」と題する報告書を発表した。ロボティクスや化学、原子力など10件の先端技術産業における中国のイノベーション能力を20カ月にわたって調査したもので、それによれば、中国は2部門でグローバル・イノベーションの先頭近くに位置し、4部門ではグローバル・リーダーからさほど離れていない所に位置している。これらは、中国がまだ全体的なリードは取っていないものの、中国企業はイノベーション能力の開発で急速に進展していること、米国やその他の西側のリーダー国に10年程度で追いつきまたは追い越す可能性が高いことを示している。ITIFは、政策策定者へ向けて、①研究実験の税クレジットを3倍にする、②全ての新たな機械・資本設備に25%の投資税クレジット(7年間)を制度化する、など5点の勧告を提示している。