EVへの転換で予想される燃料費用の節約を州別に示した地図発表

一般的に、ガソリン自動車から全電気自動車(EV)への転換は、燃料費用の節約につながるが、その節約の可能性は州によって大きく異なる。自動車が燃料を消費すればするほど、EVへの転換による潜在的な燃料費用の節約は大きくなるが、現在は、ガソリン価格や電気価格など、その他の重要な要素も、「EVへの転換は経済的に最も合理的な判断か?」を決定する上で重要である。アルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)が発表した報告書「プラグイン電気自動車の導入:米国における地元の燃料使用と温室効果ガス排出の削減(Adoption of Plug-in Electric Vehicles: Local Fuel Use and Greenhouse Gas Emissions Reductions Across the U.S.)」は、ガソリン自動車からEVに転換した場合の燃料費用の節約(試算)を郵便番号別に示している。それによれば、アイダホ州とワシントン州を筆頭に北西部地域の州が、燃料費用の節約の可能性が最も大きい。その主な理由は、電気価格が比較的低いこと、ガソリン価格が比較的高いこと、大型の自動車(ピックアップ・トラックなど)の割合が高いこと、のようである。節約の平均は、1マイル当たり0.16ドルとなる可能性がある。一方で、南部や北東部地域における潜在的な燃料費用の節約は小さい。その理由は、北東部地域は、電力価格がより高いこと、そして南東部州の一部では、ガソリン価格が低いことである。最悪の事例では、潜在的な燃料費用の節約の平均は、1マイル当たり0.06ドルとなっている。報告書は、「地域の電気価格が比較的高く、ガソリン価格が比較的低い場合、EVへの転換による全体的な経済性は縮小されるかもしれない」としている。

InsideEVs “This Map Reveals The Average EV Fuel Cost Savings Potential By State” (7/2/24)