NETL:アパラチア山脈での水圧破砕による生産水は、電池生産用リチウムの抽出源になり得る

一部のアパラチア地域で、石油・天然ガスを抽出する水圧破砕のプロセスによって生じた生産水は地表へ戻されるが、国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory: NETL)が最近発表した新たな論文によれば、この生産水は、コンピュータ製品の重要な要素であるリチウムの抽出源になる可能性がある。論文「デボン紀からの年代を経たマーセルス・シェールからの生産水から抽出されるリチウムの質量収量に関する試算(Estimates of lithium mass yields from produced water sourced from the Devonian-aged Marcellus Shale)の筆頭執筆者であるジャスティン・マッケイ氏(Justin Mackey)は、「アパラチアの掘削ブームは、大量の生産水を生み出し、それらは廃水と考えられているが、この液体には、その他のシェール層に比べて豊富なリチウムが存在していることがわかった」と述べる。NETLの調査結果は、ペンシルバニア州の2つの地域におけるマーセルス・シェールの生産水は、現在の国内のリチウム消費の38~40%を満たす可能性があることを示唆している。

National Energy Technology Laboratory “NETL Report: Produced Water from Appalachian Hydraulic Fracturing Can Be Source for Lithium Used in Battery Production” (5/6/24)