米国研究評議会(National Research Council: NRC)が発表した報告書「テロと電力送電システム(Terrorism and the Electric Power Delivery System)」によれば、米国の電力送電システムはテロ攻撃に脆弱であり、その被害は自然災害によるものよりも遥かに甚大となる可能性があるという。報告書は、「米国の電力システムの安全保障は早急の対応を要する」としている。そして、電力送電システムの脆弱性を低下させ、攻撃或いは事故後の電力復旧をより早く行い、重要な社会的サービスが送電システムの混乱の被害をできるだけ受けないようにするための策を勧告している。本報告書は、NRCが2007年秋に完成させたものであるが、資金を提供した国土安全保障省(Department of Homeland Security)が当面は全面的に機密扱いとすることを決定したため、公開されずにいた。今般、NRCの新たな要請を受け、公開された。
National Academies “Electric Power Grid ‘Inherently Vulnerable’ to Terrorist Attacks; Report Delayed in Classification Review, Will Be Updated” (11/14/12)