辞任を表明した原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission: NRC)のグレゴリー・ヤツコ委員長(Gregory Jaczko)について、NRCの監察長官がまとめた報告書が6月26日発表された。それによれば、昨年の福島県原発事故以降のヤツコ委員長の行動はNRC委員長としての権限を逸脱するものではなかったが、その後、同委員長が行った議会証言は、NRCの高官が監察長官に述べた内容とは矛盾するものであったという。同報告書は、ヤツコ委員長に対する6件の申し立てについて作成されたもので、一部の高官が、ヤツコ委員長による威嚇的また弱い者いじめ的な戦略を嫌い、同委員長との接触を避けていることも明らかになった。この監察長官報告発表を受け、ヤツコ委員長及びその支持者は、「委員長の正当性が支持された」との見解を示した一方、反対派は「委員長としての能力の問題を示すものである」としている。
Politico “Gregory Jaczko friends, foes spar over IG report” (6/26/12)