スイス連邦技術研究所(Swiss Federal Institute of Technology)の研究者らが「ネイチャー気候変動(Nature Climate Change)」に発表した論文によると、風力発電は太陽光発電よりも2倍以上安価になる可能性があるという。研究者らは、ブラジル、エジプト、インド、ケニア、ニカラグア、タイの開発途上国6カ国を対象に、現行のエネルギー資源の基本費用や、これらを風力または太陽光発電に切り替える場合の相対費用について調査・分析を行った結果、これらの国々において2010年における太陽光発電の費用は風力発電よりも2.2~4.5倍高く、この格差は少なくとも2020年まで継続する見通しであるという。この結果は、開発途上国における温室効果ガス排出削減を狙いとしたファイナンシング・イニシアチブを巡る世界的議論にとり、有益な情報となり得る。
Nature “Wind power ‘can be cheaper’ than photovoltaics, study says” (4/24/12)