下院科学小委員会、連邦助成研究の公的アクセスに関する公聴会開催

下院の科学・宇宙・技術委員会(Committee on Science, Space, and Technology)の調査・監督小委員会(Subcommittee on Investigations and Oversight)は3月29日、連邦助成を受けた研究の論文は一定期間後に無料公開を義務付けるべきか否かを審議する公聴会を行った。論争となっているのは、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)が2008年以来受益者に義務付けている政策で、受益者はピアレビューを受けた論文を専門誌に掲載後、最長12ヶ月を待ってオンラインの無料アーカイブに掲載しなければならない。29日の公聴会で科学界の代表として証言した2名はNIHの義務付けに懐疑的で、「12ヶ月の待機期間があるとはいえ、無料で入手できるようになったら購読キャンセルが増える」と警告した。一方で、「NIH政策は出版社の事業を損なうことなく、記事へのアクセス増大につながっている」と、NIHの政策を支持する見解を示す証言者もいた。議会では現在、連邦助成研究の論文への無料アクセス義務付けについて、それを支持する法案と阻止しようとする法案がそれぞれ提出され議論を呼んでいる。
Science Insider “House Science Panel Examines Public-Access Policies” (3/29/12)