オバマ政権は3月12日、中国がレアアースに課している輸出規制を緩和するよう求め、日本、欧州連合(European Union: EU)と共に、世界貿易機関(World Trade Organization: WTO)に提訴した。これに対して中国政府高官は、中国は自国の輸出管理権利を精力的に主張していくと述べた。また、中国の国営通信社、新華社通信は、「本件を巡る米国のいかなる提訴も逆効果を招くであろう」と警告している。米国政府は、中国が世界のレアアースの95%を占め、業界をほぼ独占していることを強調しており、オバマ大統領は、「中国が市場が自ら機能するようにすれば、我々は何の不満もない。しかし中国政府の現在の政策はそれを不可能にしており、これは中国が従うべき規則に違反する」と述べている。本件は、米国においては目前に大統領選挙を控え、中国においては指導部の交代時期という時に行われた。
Washington Post “U.S. challenges China’s curbs on mineral exports; China vows to push back” (3/12/12)