バイデン政権は今般、米国内で安全かつ責任ある形で原子力エネルギー能力を拡大するために米政府が講じることができる措置を概説した野心的な枠組みの一環として、国内の原子力エネルギー導入目標を設定した。政権が発表した「米国原子力エネルギーの安全で責任ある拡大:導入目標と措置のための枠組み(Safely and Responsibly Expanding U.S. Nuclear Energy: Deployment Targets and a Framework for Action)」には、米国が2050年までに200ギガワット(GW)の正味新規原子力エネルギー能力を導入することを目指すことが示されている。枠組みは、①新規かつ大規模なギガワット規模の原子炉の建設、②小型モジュール炉(small modular reactor: SMR)の建設、③マイクロ炉の建設、④ライセンスの更新、出力増強、最近閉鎖された原子炉の再開を通じた既存の原子炉の延長・拡張、など9つの柱を中心に、具体的な措置を概説している。