厚生省(Department of Health and Human Services: HHS)傘下の医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)は12月19日、「希少疾病のAI/MLプレシジョン統合型診断(Rare disease AL/ML for Precision Integrated Diagnostics: RAPID)」プログラムを通じた新たな資金提供機会を発表した。RAPIDプログラムは、人工知能(AI)を活用した診断支援システムの開発と、実世界での有効性の検証によって希少疾病の診断にかかる時間や経過に変革をもたらし、現在必要とされる時間のごく一部の時間で患者が正確な診断にたどりつけるよう支援することを意図している。「希少疾病」とされる1万件以上の固有の症状は世界で3億5,000万人に影響しており、集合的には希少疾病は珍しいものではない。多くの患者は、診断に長い時間がかかっており、平均して6年、時には数十年を要する場合もある。RAPIDは今後の革新的なソリューション公募(Innovative Solutions Opening: ISO)を通じて、3つの技術分野(①大規模な希少疾病データの収集、②新規の診断指標の発見、③AI主導型の診断ツールの開発及び評価のための持続可能なプラットフォーム)でプロポーザルの提出を呼びかける。その後も、実世界での多様な状況下でのシステム開発及び実践に焦点を当てた公募なども実施する計画である。