DARPA、「的を絞った神経可塑性訓練」プログラムを開始

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は2016年3月に、「的を絞った神経可塑性訓練(Targeted Neuroplasticity Training: TNT)」プログラムを発表した。TNTプログラムは、身体の末梢神経系を使って、「学習の促進」という、これまでのところ「脳だけが実施できる」と考えられている行為を実現しようとする取り組みである。DARPAは今般、まず脳の可塑性に関する基礎科学に重点を置き、その後健康なボランティアによる臨床を実施することを狙いとする8つのプロジェクトに助成を行うことを発表した。TNTプログラムは、神経刺激が脳の可塑性に及ぼす神経メカニズムの解読や、刺激が効果的に作用していることを検証できる生理学的な指標の発見などに重点を置く第一段階と、様々な訓練活動の技術を使って学習の速度や程度の向上を測定することに重点を置く第二段階に分かれている。
Defense Advanced Research Project Agency “TNT Researchers Set Out to Advance Pace and Effectiveness of Cognitive Skills Training” (4/26/17)